kamauchi hideki

main site
Flickr
weblog

mail to :
kamaneko@kpb.biglobe.ne.jp

OK,Darling. But What is Photograph? (3)

コンセプト、だとかテーマだとか、そういうのは苦手です。
すべてアートは言葉で説明する必要がある、というのが、そもそも違うと思うのです。

写真ギャラリーに行くと、「作家さん」が聞きもしないのにテーマを語ってくれたりする。
「他者とのナントカ」とか「関係性の虚構がドウタラ」とか、なんかさぁ、タシャとかキョコウとか、無理矢理いかめしい言葉探してないか? なんて思ってしまうんですよね。

もちろん、写真の力を最小限の言葉が効果的に補強する、写真と言葉、双方が支え合う、理想的な関係を結べている作家も少なからずおられるのですが、写真だけ見てればかっこいいのに、余計な言葉で逆に自分の写真を狭い檻の中に囲い込んでしまってる人も多いように思います。

使い古された言い回しで恐縮ですが、やっぱり、言葉で説明できないものを写真で語りたいんです。
それじゃ駄目です。作家は作家の言葉で、作品を説明できなければいけないのです、とたとえば安友志乃なんかが言う。
そうだろうか。
写真に言葉って、本当に必要だろうか。

写真に言葉は不要ですが、写真を見ればどれだけの言葉を写真に向かってぶつけてきた人かはわかります。費やされた言葉の総量が、ちゃんとプリントに出ると思います。
それをわざわざ言語で被せる必要があるだろうか。

・・・・・

本当に素晴らしい写真には言葉なんか必要ない。
ロバート・フランクの写真、ヨゼフ・クーデルカの写真を、僕は大好きだけれども、別に彼らの写真集の英文解説を一所懸命に読まなくても、写真のうしろにちゃんと千語万語の言葉が尽くされている。

そういう写真を見たいし、できれば自分で撮りたいと思うのです。